ゴルフのスコア100切りがどれぐらい凄いか知っていますか?

  • 2020年4月27日
  • 2020年4月28日
  • Golf

ゴルフをプレイする人やゴルフに少し詳しい人ならわかると思いますがアマチュアゴルファーの1つの指針として「スコア100切り」があると思います。ちなみにゴルフに詳しくない人に「スコア100切り」を説明しておくと、

ゴルフスコア100切りとは、ゴルフ場での全18コースの合計ショット数が100打未満になる状況のことを意味します。ショット数とは、ドライバーのティーショットからパターまで全てのショットを含めます。ゴルフでは各コース全てパーで回るとスコアは72になることが一般的ですね。ゴルフ100切りとは、パープレイの72から27オーバーの99以内のスコアでラウンドすることを意味しますよ。
出典:GolfMagic

となっており、1コースあたりおおよそ5-6で回れば達成できる水準です。
ちなみにPGAツアーなどプロゴルファーの世界だと優勝はおおよそスコア60前後の場合が多く(個人的な印象)、スコア72で回ること自体がかなりの上手さ、というかおそらくアベレージで72ならプロテスト受けれるレベルだと思います。

そういった状況の中でアマチュアゴルフでは「スコア100切り」が1つの指針となっており、お仕事など接待ゴルフで「スコア100切っています」と言えばかなり十分なレベルなのではないでしょうか。では、今回はその「スコア100切り」がアマチュアゴルファーの中でどれぐらいの上手さなのか見てみたいと思います。

データの参照先としては少し古いですが公益社団法人日本パブリックゴルフ協会が2013年に出している「ゴルファーの動態調査」報告書となります。

まずアンケート対象の全体で見た結果がこちらになります。

今回は100切りの調査なので90台、80台、70台の人を足し合わせればよく、それらの割合を足すと56.1%という数字に。なんと約半数以上の人が100切りを達成している!ということになります…が、なんかちょっと体感より多い気がします。少なくとも僕の周りではこんなにも多くないような(笑)
それもそのはずでこのアンケートの調査対象のうちゴルフを21年以上やっている人が全体の44%という数字に。なのでこの全体の数値は長くプレイしていておそらく上手いであろうという人の数字に大いに引っ張られている可能性があります。そこでプレイ年数毎のデータもあるので今回は「5年以内」に絞ってみてみるとこのような結果になります。
※5年以内の実数値を筆者が計算して算出しています

このグラフの90台、80台、70台の人を足し合わせると30.1%となります。なのでゴルフ歴5年以内の人で「スコア100切りを達成している人は上位30%に入っている」と言えます。つまりは上位30%ぐらいの上手さということですね。この数値なら個人的な体感とほぼ合っているような気がします。

ちなみに筆者はランニングが大好きでフルマラソン(42.195km)に何度か出ています。フルマラソンは「サブ4(4時間切)」が市民ランナーの1つの勲章です。2018年度のサブ4達成している人の割合は29.1%とゴルフのスコア100切りとほぼ同じ水準に。割合がかなり似ているのは偶然なのか、それとも本当に同じぐらいの難しさなのか…筆者もまだサブ4達成できておらず、4時間10分台なので頑張りたいと思います。

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