ラミレス監督は批判されるほど結果を残していないのか検証してみた

  • 2020年7月21日
  • 2020年7月21日
  • Baseball

さて、プロ野球も順調に試合が開催されており、早いことでもう5分の1ほど日程が進んでおります。開幕前には最下位予想が圧倒的に多かった我がヤクルトも一時は首位に立つほどの絶好調ぶりでプロ野球見るのが楽しくて堪らないのですがここ数試合の結果を踏まえてタイトルの通り横浜DeNAベイスターズのラミレス監督への風当たりが強くなっています。

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まぁ勝負の世界なので勝てば官軍という感じなので仕方なくありますが、個人的にはラミちゃんの采配への批判は定期的に起きるなと思っており、さらには期待の現れなのか実績に比べると少し厳し目なのではと思っています。そこで今回はラミレス監督が歴代のベイスターズの監督の中でどれぐらいの凄さなのかを検証してみたいと思います。

調査対象:横浜DeNAベイスターズとその前身球団の監督ごとのデータ(1950年から2019年)

ベイスターズの歴代監督成績まとめ

通算在籍年数(上位5名)

順位監督名在籍年数
1三原 脩8
2別当 薫8
3大矢 明彦5
4中畑 清4
4ラミレス4

通算勝利数(上位5名)

順位監督名勝利数
1三原 脩509
2別当 薫481
3大矢 明彦297
4ラミレス280
5中畑 清239

通算勝率(上位5名)

順位監督名勝率
1権藤 博0.541
2ラミレス0.501
3別当 薫0.492
4須藤 豊0.485
5三原 脩0.483

※ベイスターズの平均監督在籍年数が2.6年なので3年以上在籍が対象

※ベイスターズの1950年から2019年の通算勝率は0.447

通算平均順位(上位5名)

順位監督名平均順位
1権藤 博2.3
2ラミレス3.0
3三原 脩3.6
4別当 薫3.9
5須藤 豊4.3

※ベイスターズの平均監督在籍年数が2.6年なので3年以上在籍が対象

Aクラス入り率(上位5名)

順位監督名Aクラス入り率Aクラス回数在籍年数
1権藤 博100.0%33
2ラミレス75.0%34
3別当 薫50.0%48
4三原 脩37.5%38
5関根 潤三33.3%13
5須藤 豊33.3%13

※ベイスターズの平均監督在籍年数が2.6年なので3年以上在籍が対象

歴代でもトップクラスの実績

上記のデータを見てもらえれば一目瞭然ですがラミレス監督は全てのランキングにランクインしており、実績としては申し分がないように思えます。特に勝率、Aクラス入り率は歴代のベイスターズの中でも最強と呼び声高いマシンガン打線の1998年-2000年に指揮を取った権藤博監督に次ぐ数字となっており、既に歴代の監督と比べても名将と呼ばれてもいいのではないでしょうか。

欲しいのはもちろんリーグ優勝

クライマックスシリーズ勝ち上がりでの日本シリーズ出場(2017年)はあるものの、リーグ優勝をしての日本シリーズ出場がありません。ラミレス監督より先輩で外国人監督として結果を残しているボビー・バレンタイン監督とヒルマン監督は共にリーグ優勝、日本一経験があり、ラミレス監督にもそこはぜひ達成して欲しいものですね。そうすれば批判も減るはず…。

言葉の壁も少々?

あとこれは個人的に少し感じるのですが日本歴が長いラミレス監督と言えども完璧な日本語を操るわけではないですし、やはりそこでの微妙なズレは少なからずあるのではないかと思います。なかなか難しいところではありますが…。

と、なんだかんだ言ったものの勝負の世界はまず結果が全てなのでラミレス監督にも頑張って欲しいものです。僕としてはヤクルト高津監督がかなり頑張っており、「もしかしてめちゃくちゃ良い監督なのでは?」と期待大なのでベイスターズはヤクルトに勝たない程度でお願いしたいです(笑)

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