2020年の日本人MLBプレイヤーの成績予想を見てみた

  • 2020年5月18日
  • 2020年5月18日
  • Baseball

MLBが7月目処で開幕を目指しているものの、スネルやアレナドといった大物たちが年俸の取り決めなどで反対意見を表明するなど少し迷走しつつありますが、果たして無事に開幕されるのでしょうか。ちなみに先日ダルビッシュもTwitterでこんな感じで呟いており、思った以上に選手たちの開幕への温度感は高くないのかもしれません。

個人的には見る側なので楽しみにしているとしか言えないのですが、選手たちも人間で家族もありますし、何よりも日本よりひどい状況のアメリカなので冷静に考えるとこういった意見の方がある意味で正しいのかもしれませんね。早く見たいと思いつつ、選手たちの想いもあるのでうまく話がまとまると良いなと思っている次第です。

と、少し前置きが長くなりましたが今回は「もしMLBがフルで試合を開催していたら日本人MLBプレイヤーの成績はどうだったのか?」を見てみたいと思います。MLBはデータの取得がもの凄く進んでいること、ファンタジーベースボールがとっても流行っているので各サイトが今年の成績予想を出しています。そこから日本人MLBプレイヤーの2020年の成績予想を見てみたいと思います。

出典:FANGRAPHSのDepth Chartsを参照

■2020年の成績予想<投手編>

ダルビッシュ有

年度試合数勝利敗戦投球回奪三振防御率WAR
2020予想31118180.02193.714.0
2019実績3168178.22293.982.6

2020年は勝利数が2019年の6勝から大きく伸びて11勝に。防御理も3.98から改善し、3.71に。そして何よりもWARが4.0と大きく伸びています。個人的には2019年の後半のピッチングができるのであればもっと良い成績出るのではと思います。

ダルビッシュの2019年の全2848球を徹底解剖してみた Part.1

田中将大(マー君)

年度試合数勝利敗戦投球回奪三振防御率WAR
2020予想311191801604.452.7
2019実績321191821494.453.3

今年が契約最終年の田中将大は去年とほぼ同じ成績になるとの予想。勝敗と防御率は同じで若干WARが下がるという形に。ここ3年は防御率4点台が続いていますのでなんとかこの予想を裏切る形で3点台まで持っていけるといいですね。ちなみにNYでは絶対に再契約をスべきだという記事が既に出始めており、ヤンキースファンからの信頼の高さを感じます。

前田健太(マエケン)

年度試合数勝利敗戦投球回奪三振防御率WAR
2020予想361210168.01814.452.6
2019実績37108153.21694.042.5

今年からツインズに移籍してさらなる飛躍が期待される前田健太。勝利数も10勝から12勝、イニング数も増えるとの予想になっています。一方で防御率の悪化やWARがやや下がるというのは気になるところ。そして、ここには記載していないですが36試合中28試合が先発で、残りの8試合は先発ではない起用も予想されています。まぁ確かにドジャース時代のリリーフでのピッチングを見ると使いたくなるのはわかりますが、先発専業を求めて移籍したので果たしてどうなるのか…。

菊池雄星

年度試合数勝利敗戦投球回奪三振防御率WAR
2020予想319111761454.641.8
2019実績32611161.21165.460.2

去年は初年度ということもあってやや物足りない感じがした菊池雄星。今年はフォームの修正などに取り組み、球速なども上がってダルビッシュが絶賛するほどに。その結果が織り込まれているのかは不明ですが勝利数、防御率、WARなどが大幅に向上するとの予想になっています。個人的にはハマれば防御率4.64といったレベルのピッチャーではないと思うので良い意味で予想を裏切る形になって欲しいなと思っています。

■2020年の成績予想<野手編>

秋山翔吾

年度試合数打率安打数HR打点OPSWAR
2020予想104.2741101245.7711.3

今年がメジャー初年度の秋山は安打数では100本を超え、打率も.274とそこまで悪くない予想が。日本での活躍を見るともっと行くのではと思いつつ、レッズの外野争いはなかなか熾烈なのでいかに試合に出れるかが鍵になるかなと。とはいえホームランが二桁予想は立派です。

筒香嘉智

年度試合数打率安打数HR打点OPSWAR
2020予想109.2511022265.8101.8

こちらもメジャー初年度の侍ジャパンの4番筒香。秋山同様にシーズン通してフルでの出場は予想されていないですが、安打数は100本超え、さらにはホームランも20本超えとかなり良い数値に。打率が若干低いのではと思いますがWARも2近くありますし、試合数が増やせればこれよりも良い数値が出るのではと思います。ぜひホームラン30本打って欲しいですね。

■2020年の成績予想<大谷翔平編>

投手

年度試合数勝利敗戦投球回奪三振防御率WAR
2020予想18751021243.802.1

野手

年度試合数打率安打数HR打点OPSWAR
2020予想113.2811232582.8702.3
2019実績106.2861101862.8481.8

最後に日本の、いや、もう既に世界の宝の大谷翔平。他の選手と違って投手と野手両方やるので単独の区分けとなりました(笑)

今年はトミー・ジョン手術から回復して投手での活躍も期待されますがその投手では7勝5敗、投球回102、防御率3.80の予想。今年は様子見の段階かつ本来であれば5月か6月からの投手復帰とのことでしたので、登板数も18試合とほぼフルでシーズン通して投げる予想ではないのが勝敗や投球回が少なくなっている要因です。

一方、今年も大活躍が期待されるバッティングでは打率はほぼ去年と同じ予想ですが、ホームラン数や打点などが大きく伸びると予想。OPSも.870とかなり良い数字です。筒香とどっちがホームラン打つのか楽しみですね。

そして投手と野手のWARを合計すると4.4に。果たして合計するのが正しいか謎ですがこれは日本人の中でトップの予想。2番目がダルビッシュの4.0です。

今年は100試合前後の開催と予想されるのでこの通りになることはまずありえないですが、日本人プレイヤーの活躍に期待したいと思います。その前に本当に無事に開幕できるのかですが…

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